クリムトの「女の生の三段階」

クリムトが大好きな方なら、コロッセオに入場するよりも価値があるかもしれません。

ローマの国立近代美術館には、ウィーン分離派を代表する画家、グスタフ・クリムトの傑作「女の生の三段階」(「女の三世代」、「女の三時代」とも呼ばれます)があります。

国立近代美術館(ローマ)蔵

クリムトとローマは、あまり縁がないような気がしますが、この作品は、イタリア統一50周年を記念して1911年にローマで開かれた国際美術品評会への出品作品で、見事金賞を獲得しています。翌1912年にローマ国立近代美術館はこの作品を購入、現在も同美術館に常時展示されています。

私はクリムトが大好き!というわけではないのですが、ローマでこの「女の生の三段階」を見たときには流石に感動しました。この有名な大作を間近で見られるなんて、クリムトファンにはたまらないと思います。

ローマ国立近代美術館には、この他にもセザンヌ、モネ、クールベ、ゴッホ、モジリアーニなどヨーロッパの有名な近代画家の作品が収められています。

けれどやはり目玉はクリムト!

ただし、稀に他国に貸出中の場合がありますので、チケットを買う前に「今日、クリムトは見られますか?」と確認した方がよいでしょう。

ローマには他にも市立近代美術館があるので、間違えないように!国立はボルゲーゼ公園に隣接していて、巨大な宮殿のような建物です!

ローマ国立近代美術館HPより

コロッセオが予約必須に

悲報です。コロッセオが予約必須になりました。
フォロ・ロマーノが有料になった時も悲しかったですが、コロッセオの予約義務化はさらに悲しいかも…。
たまたま休みが取れて思い立ってローマに来たのにコロッセオに入れない!というイタリア人が多くいるのではないでしょうか…。

日本から旅行に来られる方は、かなり早めに予定を決めると思いますので、ローマ滞在の予定が決まったら、すぐにコロッセオの予約をされることをお勧めします。

予約方法はこちら

コロッセオや、共通券で入場できるフォロ・ロマーノ、パラティーノの丘では、チケットの販売はもう行われていないようです。事前にオンラインか電話でチケットを購入しないといけません。

年々不便になるイタリア。

コロッセオが予約不要で入場できるのは第1日曜日などの無料デーのみのようです。しかし無料デーは長蛇の列です…。

気軽にコロッセオやフォロ・ロマーノに行けないなんて。かなり残念です。

3月14日予約開始

最後の晩餐の2023年5月1日から7月31日までの予約が、来週3月14日(火)の正午から始まります。

日本時間では3月14日の20時(午後8時)スタートです!

みなさん準備はいいですか?

まずはアカウントを作って、19:50にはログインを完了して、万全の体制で臨みましょう!
詳しい予約方法はこちらをご参照ください。

予約が取れますように!!!

ハンス・ホルバインのヘンリー8世肖像画

何かと話題の尽きないイングランド王のヘンリー8世。エリザベス1世のお父さんであります。エリザベス1世の母親であるアン・ブーリンはヘンリー8世によって処刑されていて、エリザベス1世も一時期は命が危なかったそうですが…。

世界史を勉強したことのある人なら、ハンス・ホルバインの描いたヘンリー8世の肖像画を目にしたことがあると思います。ハンス・ホルバインは複数枚の肖像画を描いていて、その一つがローマのバルベリーニ美術館に収められています。

それがこちら!

バルベリーニ美術館(ローマ)蔵

超有名ですよね!

ローマは見所が多すぎて、バルベリーニ美術館は主要観光コースから外れてしまうのですが、そのおかげで混雑することもなくゆっくりと名画を鑑賞することができます。ラファエロの傑作もありますし、カラヴァッジオの大作もいくつかあります。

第1日曜日の無料デーでもかなり空いていてオススメです!ただし、第1日曜日は予約必須のようです。予約をしてから出かけましょう。

第1日曜日の予約はこちらから

実は昨年の8月第1日曜日に予約なしでバルベリーニ美術館に行きました。入場できましたが、一人2ユーロ取られました。当日予約料でしょうか?よくわかりませんが、予約なしでも2ユーロで入場は可能のようです。事前予約すればコスト0だと思います(間違っていたらごめんなさい)。

藤田嗣治の聖母子像

私、藤田嗣治が好きなんです。
絵はもちろん、猫好きという点もポイント高いです。

だから彼の絵をバチカン博物館で見つけた時は、とても嬉しかったです。

バチカン博物館(ローマ)蔵

藤田はフランスで創作活動をしていたので、彼の作品の多くはフランスにあります。
いつか藤田が手がけた、フランスはランスにある礼拝堂を見に行きたいものです。