このページでは、最後の晩餐の予約代行を謳っている業者が、実際に行っている方法をご紹介します。業者だからといって、何か特別な方法があるわけではなく、皆さん地味にコツコツと予約を取っておられます。違うのは「慣れ」だけです。
最後の晩餐の予約を取るには、タイミングがとても重要です。そのタイミングさえ知ってしまえば、どなたでも簡単に最後の晩餐のオフィシャルサイトから予約を取得できると思います。
タイミングは鑑賞希望日の4ヶ月から2ヶ月前、1ヶ月前、2週間前の3つです。
きっと予約取れますよ!
タイミング1 予約開始日に予約(予約が取れる確率:高)
タイミング2 希望日1ヶ月前の空きをねらう(予約が取れる確率:低)
タイミング3 希望日2週間前のチケット最終売り出しをねらう(予約が取れる確率:高)
1. 予約開始日にオフィシャルサイトから予約する
最後の晩餐の鑑賞希望日まで3ヶ月以上ある方は、まだ希望日の予約が開始されていない可能性が高いです。その場合は、オフィシャルサイトをまめにチェックして、いつから予約が開始されるのかを把握しておきましょう。
トップページを下にスクロールして行くと、予約カレンダーがあります。
予約開始日の告知は、このカレンダーの下に表示されます。ただ、この告知は予約開始日の数日前にアップされるので、前回の予約開始日から2ヶ月半が経過した辺りからは、2〜3日おきにはサイトをチェックしたほうが無難です。
例えば、上記サイト上には「3月14日正午より2023年5月1日〜7月31日までの予約を開始する」とあります。5月1日が鑑賞希望日の人にとっては1ヶ月半前の予約開始、7月31日が希望日の人にとっては4ヶ月半前の予約開始、ということになります。
注意!:予約開始時刻はイタリア時間です!
日本とイタリアでは夏季7時間、冬季8時間の時差があります。例えば3月14日のイタリアの正午は、日本では14日の20時、夜の8時になります。
イタリアの夏時間、冬時間はそれぞれ3月最終日曜日と10月の最終日曜日に変更されます。3月最終日曜日からは夏時間で日本よりも7時間遅れ(日本の正午はイタリアの朝5時)、10月最終日曜日からは冬時間で8時間遅れです(日本の正午はイタリアの朝6時)。
予約開始日時がわかったら、予約開始日までに、チケット購入に必要なアカウントを作っておきましょう。
アカウントの作り方はこちら。
さて、予約開始日当日。
開始時刻数分前までには、先ほど作ったアカウントでログインを済ましておきましょう。そして開始時刻になったら、サイトを更新しまくって、カレンダーが緑色(予約可)になるのを待ちます。
稀に予約開始が数分〜30分ほど遅れることもあります。イタリアは日本のように正確ではありません。サイトが時間通りに更新されなくても焦らずに待ってください。
オフィシャルサイト上のカレンダーで、希望日が緑になれば予約可能です。
予約開始日のカレンダーは緑一色です。
注意!:第1日曜日(無料デー)の予約は、直前の水曜日開始です
最後の晩餐も第1日曜日は無料になります。予約は直前の水曜日からオンラインのみ可能です。例えば下のカレンダーで、2023年の5月7日(日)分は5月3日(水)に予約開始です。
緑色の予約希望日をクリックすると、予約可能な時刻が緑色で表示されます。希望の時間をクリックしてください。
注意!:予約できる回は限定されています
ツアー会社枠、学校枠などがあり、全ての回が一般販売されているわけではありません。また、オンライン販売枠、コールセンター販売枠も異なります。
上の画像では、全ての回(42回)が表示されていますが、予約開始時はおそらく12回分程度しか表示されないと思います。そのうち2つはガイド付きの回になると思いますので、ガイドなしの通常回の販売は10回分程度と思われます。
注意!:ガイド付きツアーなどが一日に複数回あります
イタリア語ツアー回、英語ツアー回、ワークショップ付き回などが一日のうち複数回あり、料金も割り増しになります。特別な質問がある方、現地スタッフとの会話を楽しみたい方以外は、これらの回を選ぶメリットは少ないと思います。これらの回を選択しないように注意してください。
イタリア語ガイドツアー:入場料+8ユーロ、所要時間45分(15分鑑賞、30分レクチャー)火水木金土 10.30, 12.30, 16.00, 18.00
日 16.00, 18.00
英語ガイドツアー:入場料+8ユーロ、所要時間45分(15分鑑賞、30分レクチャー)
火水木金土 9.30, 11.30, 15.00, 17.00
日 15.00, 17.00
ワークショップ付(イタリア語と英語):入場料+13ユーロ、所要時間75分(15分鑑賞、60分ダヴィンチの手法を学ぶワークショップ)
火水木金土 11.45, 15.30
日 15.30
次の画面では、購入するチケットの種類を選び、必要枚数を入れます。
日本国籍の方であれば、25歳以上のフルプライスか、18歳以上25歳未満のユース料金、もしくは18歳未満の無料の3種類からの選択になるかと思います。
学生無料の記載がありますが、こちらはEU圏に在住の学生が対象になりますので、日本の大学に通う大学生はユース料金を選択してください。
人数を入れたら左下のI’m not a robotにチェックを入れ、BUYをクリックして次に進みます。
次画面では、チケット価格の横にある黒字に赤いX印のついたマークをクリックして、入場者の名前を一人ずつ入れていきます。
次画面。実際に鑑賞される方の姓名をローマ字で入力してください。
正しく入力されると緑色のチェックが表示されます。
画面をスクロールするとチェックボックスが現れます。全てにチェックを入れて、CONFIRMをクリックします。
GESTPAYのマークをクリックするとクレジットカード支払い画面に進みます。
カード情報を入力し、支払いを完了します。
支払いが完了すると、予約完了画面が表示されます。また、アカウント取得時に登録したメールアドレス宛に予約完了のメールが届きます。そのいずれかを印刷して当日持参しましょう。
予約完了メールをスマホ画面で提示することもできますが、通信環境や電池切れなどの不安もありますので、印刷するか、予約番号を紙に書いておくか、保険を用意しておくことをお勧めします。
鑑賞当日は予約入館時間の30分前までに窓口で予約番号を提示し、チケットの引き換えをしてください。チケット交換窓口は下記写真の青矢印、入場口は赤矢印になります。右側の茶色い建物が教会になります。
以上が、オンライン予約の流れになります。
予約開始時は予約代行業者がコールセンターへ電話をかけまくっているので、電話予約はほぼ不可能です(実は、コールセンターでの予約は希望日の1ヶ月前までは代金を支払わなくてもよい「仮予約」ができるので、業者はリスクが少ない電話予約を好みます)。
予約開始日にサイトにアクセスできる方は、業者に頼むよりもご自身でサイトから予約するほうが確実に予約を取得できるでしょう。
2. 希望日1ヶ月前の空きを狙う
予約開始から数日で、オンライン枠、コールセンター枠ともに完売になってしまうのですが、コールセンターで予約すると、支払いをせずに予約日の1ヶ月前まで「仮予約」しておくことができます。チケット予約代行業者はほとんどがこの仮予約を利用していて、予約日の1ヶ月前までに代金の支払いが行われなかった予約は自動的にキャンセルされます。
このキャンセル分が、サイト上に反映され、予約希望日のちょうど1ヶ月前に空きが出る場合があります。例えば4月5日の鑑賞を希望する場合は、3月5日の午後や翌6日あたりに公式サイトをチェックしてみてください。
ただし、1ヶ月前の空きはかなり少ないです。ここで予約が取れなくても、次のチャンスがありますので、諦めないでください。
3. 希望日2週間前の最終売り出しを狙う
数年前までは、オフィシャルサイトでの予約はほぼ不可能でした。その状況を変えるためか、数年前からサイト枠を小出しで売り出すようになりました。その最終売り出しが予約希望日の2週間前にあります。詳細は下記フォームよりお問い合わせください。